婚期より仕事を優先していた女性、医師から「卵子は老化します。その影響で、妊娠が難しくなっています」と告られる。

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1: トラネコ◆EDwr815iMY:2014/04/27(日)15:26:38 ID:

「卵子老化」もっと早く知っていれば、社会に響く夫婦の慟哭…不妊治療費1500万円「暗いトンネルを、ただ歩いていた」

凍結卵子が保存されているタンク。「卵子の老化」という認識が広がり、不妊治療にも別の側面が現れている。日本は今、世界最大の生殖補助医療国ともいわれているが、晩産化という社会の流れの中にもいる

 「この腕でわが子を抱くという、ささやかな夢をかなえることができなかった。みんな普通に子供がいる生活をしているのに」

 大阪府に住む矢川道子さん(48)=仮名=は、ちょうど2年前、約10年にわたる不妊治療にピリオドを打った。
 長い治療の道のりを振り返るとき、4年前、6つ目に訪ねた診療所で医師から告げられた言葉を、今も忘れることができない。
 「卵子は老化します。その影響で、妊娠が難しくなっています」

悲痛な叫び「何でもするから子供を助けて」

 「卵子の老化」という聞き慣れない言葉に、自らの希望が阻まれるとは思ってもいなかった。
 8歳年上の会社員の夫と結婚したのは平成14年、37歳のときだった。それまで得意の英語を生かした仕事にやりがいを感じ、婚期より仕事を優先していた。結婚を機に退職。子供は自然に授かるものと思っていたが、兆候は現れなかった。
 半年後、不妊治療を始めたが、言い出しづらさがあって親にも友人にも相談できず、焦りも募って次第に孤立感を深めた。16年と19年に2回妊娠したが、いずれも流産。「そんなはずはない。何でもするから子供を助けて」。泣きながら医師に懇願した。
 つらい経験で心にも変調をきたした。他人の子の声が聞こえるだけでイライラする。周囲の子供たちが成長する姿に落ち込み、自分を責めた。支えであるはずの夫も攻撃の対象となった。不妊治療の費用総額は1500万円超。貯金は底を突き、借金もした。「暗いトンネルをただ歩いている」と感じていた。


初産の平均年齢「30・3歳」
 女性の社会進出は年々活発化している。総務省の統計によると、昨年4月時点の女性(15~64歳)の就業率は、比較可能な昭和43年以降で過去最高の62・5%。30~34歳の年齢層では、平成4~24年の20年間で14・4ポイントも上昇した。
 半面、女性の「晩産化」も顕著だ。厚生労働省の人口動態統計によると、初産の平均年齢は、高度経済成長期にさしかかる昭和30年当時の24・8歳に対し、平成23年に初めて30歳を超え、24年は30・3歳。反対に、女性が一生の間に産む子供の数の平均値を示す合計特殊出生率は、昭和30年の2・37人に対し、平成24年は1・41人に低下した。
 今や、日本の国際競争力強化の上でも、女性の労働力は欠かせない。しかし、それに伴う晩産化が、国の将来に関わる少子化の一因になっているという現実がある。社会に重くのしかかる二律背反の問題だ。
 一方、女性が加齢とともに妊娠しにくくなる原因は、卵子そのものの老化にあることが近年明らかになってきた。老化した卵子は排卵しても卵子としての機能を失っていたり、染色体異常が起きたりする可能性が高くなる。染色体異常のある卵子は、受精卵になっても育たなかったり、流産したりするケースが多い。
 日本産科婦人科学会の23年のデータによると、体外受精による出産は、30代に入ると確率が下がり始め、36歳ごろから加速。20代の20%台に対し、36歳は16・1%、40歳は8・1%と激減していた。
 「不妊治療の技術は日進月歩で進んでいる。でも、一方で晩産化があるから、治療総数はものすごく伸びているのに、妊娠総数はそれほど伸びていない」。先進的な不妊治療で知られるセントマザー産婦人科医院(北九州市)の田中温(あつし)院長が打ち明ける。

詳細のソース
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140422/wlf14042213560018-n1.htm
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