黒ギャルが絶滅の危機に 小悪魔アゲハも休刊へ

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黒ギャルが絶滅の危機に 小悪魔アゲハも休刊へ
ギャルはこのまま終わるのか?――相次ぐギャル雑誌の休刊とギャルの激減
今年は、ギャルの存亡が話題となった一年でもありました。ギャル雑誌は次々と休刊し、ストリートでもギャルの姿をあまり見かけなくなりました。
雑誌文化の衰退
まず必要とされるのは、ギャル雑誌の衰退とギャル文化の衰退を分けて考えることでしょう。
これまでギャル文化において、雑誌は大きな役割を果たしてきました。しかし、今年は有力なギャル雑誌がいくつも休刊しました。90年代後半の〈コ〉ギャルブームを牽引した『egg』(大洋図書)、00年代後半にキャバ嬢スタイルで一斉を風靡した『小悪魔ageha』(版元のインフォレストが倒産)、そして『Popteen』の姉雑誌である『BLENDA』(角川春樹事務所)などがそうです。
ギャルになるリスク
ここからは雑誌から離れ、ギャル文化そのものについて述べたいと思います。
現在の若い女性たちの文化で全般的に確認できるのは、一言でまとめれば保守化傾向です。10代の性体験率の低下、アイドルブーム、黒髪・清楚ブーム等、各所で保守化を指し示すかのような現象が見て取れます。この傾向はもう3、4年続いています。保守化した理由は、大きく分けて4つあります。
一つ目は経済要因です。若い人たちの可処分所得の使途が、通信費用などにかなり比重を移していることが考えられます。たとえばギャルの特徴である茶髪や金髪にするためには、美容室で2~3ヶ月に一回ヘアカラーをしなければなりません。すると、年間で2~3万円を使うことになります。また、ファストファッションの浸透により、洋服にそれほどお金をかけない生活も浸透しました。ユニクロだけでなく、06年・GU、08年・H&M、09年・フォーエバー21とさまざまなファストファッションのブランドが定着しました。東京で言えば、新宿三丁目は伊勢丹の周囲にファストファッション店が軒を連ねている状況です。
ただ、そうしたことよりもやはり大きいのは文化的な要因です。ギャルのような派手な外見をすることが、若い人たちにはリスクだと捉えられているからです。
ギャルの未来
ギャル雑誌の退潮とギャル文化の退潮は、もちろん相互に作用して進んできたものです。ギャル文化にはいくつか新しい兆候も見られなくはありません。
ひとつが、衰退に繋がるギャルのネタ化です。映画『下妻物語』で土屋アンナが演じたレディースや、あるいは男子キャラであれば阿部秀司の『エリートヤンキー三郎』で描かれたヤンキーのように、希少性が高まればその存在は「変わり者キャラ」として見なされ、ネタとして扱われるようになります。そしてその果てには、氣志團のように現実とは離れて自律するシミュラークルと化します。再興に繋がることとして挙げられるのは、ヴィジュアル系との合流によって生じている「V系ギャル」のさらなる浸透です。オタク気質の強かった従来のバンギャとは違い、ヴィジュアル系のファッションをカジュアルに取り込むスタイルです。既にアッシュ系の金髪にしている女性が散見されるように、爆発的な拡大をうかがわせる萌芽は見えています(本当に拡大するかどうかはわかりませんが)。
最後は、もうちょっと先に予想されることです。コギャル世代の先頭は30代後半に差し掛かっており、母親になった元〈コ〉ギャルも少なくありません。たとえば1977年生まれの女性が24歳の2001年に出産したと仮定すると、その子供は2017年に高校に入学することになります。子供が親の影響をどれほど受けるかはわかりませんが、〈コ〉ギャルチャイルドによってギャル文化が再興する可能性もないとは言えません。 (http://bylines.news.yahoo.co.jp/soichiromatsutani/20141220-00041676/より、読み応えがあるので時間があるときにどおぞ)
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