生活保護費引き下げ訴訟始まるｗｗｗ

おととし始まった生活保護費の段階的な引き下げによって
「憲法で保障された最低限度の生活を奪われた」として、
愛知県内の１６人が、国や自治体に対し、引き下げの取り消しなどを求めた裁判が、
名古屋地方裁判所で始まり、国側は、訴えを退けるよう求めました。

生活保護費をめぐっては、物価の下落などを理由に、
おととし８月から食費や光熱費などについて、段階的な引き下げが、
３年をかけて行われています。

裁判は、愛知県内で生活保護を受けている２０代から８０代の男女計１６人が、
生活保護費の引き下げによって「憲法で保障された最低限度の生活を奪われた」として、
名古屋市など、４つの市に対し、引き下げの取り消しを求めているほか、
国に対し、１人あたり１万円の慰謝料を求めているものです。

この裁判が、２０日、名古屋地方裁判所で始まりました。

原告の１人で、名古屋市の５９歳の男性は「ぜいたくせず、つつましく生活しているが
引き下げの分、さらに切り詰めなければならず、将来の夢を持つことができない」と訴えました。

一方、国と自治体は「物価の下落を考慮している上、世帯の事情に配慮し、
すべてを一律に引き下げている訳ではない」として、訴えを退けるよう求めました。

NHK NEWS WEB 03月20日　19時09分
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150320/3140041.html