セブンイレブンがドーナツ全面リニューアルした結果www

取得元:http://news24vip.doorblog.jp/archives/48502603.html

1:2016/04/30(土) 19:35:41.33 ID:
http://diamond.jp/articles/-/90472
コンビニエンスストアの店舗競争力を示す、最も端的な指標といわれる平均日販(1店舗・1日当たりの売上高)。業界トップを独走するセブン-イレブン・ジャパンは2015年度(16年2月期)に既存店ベースで70.3万円と、悲願の70万円超えを果たした。
業界2位のローソンは50万円台半ば、ファミリーマートは50万円台前半といずれも20%以上の開きがあり、この差が縮まらない限り王者セブンの独走態勢は変わらない。
4月7日にはセブンの生みの親である鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス会長の辞任劇が起き、「お家騒動」が世間の注目を集めている。総合スーパー(GMS)である
イトーヨーカ堂の業績も芳しくない。しかし、セブン-イレブンに限って見れば、既存店売上高が44ヵ月連続(今年3月時点)で前年実績を上回るなど、相変わらず絶好調。
その大きなけん引役となっているのが、13年から全国販売を開始したカウンターコーヒー「セブンカフェ」だ。
挽きたて、入れたての味と香りを1杯100円(レギュラーサイズ)という手軽さで楽しめる点が支持され、今では1店舗当たり平均で1日120杯以上を売る。
単品で1日10個売れていれば売れ筋とされるコンビニ業界にあって、セブンカフェがいかにお化け商品であるかがわかる。
15年度のセブンカフェの販売総数は約8億5000万杯、売上高は930億円に達した。コンビニのカウンターコーヒーの市場規模は1570億円程度と言われるから、
セブン単独でほぼ6割の市場シェアを握っていることになる。
しかし、そのセブンカフェにも意外な弱みがある。パンストや傘と同じように単独での購入が多く、他の商品との買い合わせ、いわゆる関連購買が少ないことだ。

そこで買い合わせ商品として新たに投入されたのがオリジナルのドーナツ「セブンカフェ?ドーナツ」だ。14年11月から関西で先行販売されたドーナツは、
カウンターに設置した専用什器で販売。価格は1個100円からと、ミスタードーナツなどの専門店に比べて手頃で、当初は1日100個前後が売れる好スタートを切った。
ところが、全国展開が完了した15年8月頃には早くも失速。てこ入れを任されたのが商品本部のエース、中村功二シニアマーチャンダイザー
(当時、現飲料・加工食品部総括マネジャー)だ。中村氏は高級プライベートブランド(PB)ブームの火付け役となった「セブンゴールド?金の食パン」
を開発した実績を持つ。ナショナルブランドのパンを大きく上回る6枚入り250円(税込み、当時)という高価格にもかかわらず大ヒットを記録した商品だ。
中村氏はドーナツの全国展開が完了した直後の15年9月にベーカリー・スイーツ担当のシニアマーチャンダイザーに着任。販売目標を下回る数字で推移し始めていたドーナツの全面刷新に着手した。
「発売以降もコンスタントに新商品を出していたが、アメリカ的なドーナツに執着しすぎていた。われわれは元々、ドーナツを売りたかったわけではなく、
セブンカフェを基軸として新しい食シーンを提案したかった。その原点に立ち返りました」
セブンイレブンのお家芸といえば、原材料メーカーや生産メーカー、製造機器メーカーなど、取引先を巻き込んで一から商品開発を行うチームMD(マーチャンダイジング)
がよく知られるが、ドーナツ刷新に当たってはチーム編成を見直して新しいメンバーも加え、「食感や原材料、製法もすべて変えました」(同)。
たとえば、「チョコ&ナッツドーナツ」は、金の食パンと同じ小麦粉を使用。さらに小麦粉を熱湯でこねた湯種を入れることで保湿性を高め、もっちりした食感に仕上げた。
「コメ文化の日本では、(アメリカと違って)パンやドーナツにもちもち感が求められる」(同)からだ。また、給食の揚げパンを楽しみに育った中高年向けに
揚げパンそっくりの食感を持つ「ツイストドーナツ」、健康的な商品を求める女性向けには豆乳やおから、豆腐を練り込んだ「きなこドーナツ」を開発した。
製粉メーカーを1品ごとに変えたり、時間が経つと湿気を吸ってベタつくきな粉の乾燥状態を保てるよう製法を工夫したりと、いくつもの困難を乗り越えながら
16年1月から全面リニューアル販売を開始。売上はリニューアル前の2倍以上に跳ね上がり、現在も1.3倍のペースで推移している。
石橋誠一郎・取締役商品本部長は、ドーナツの売れ行き拡大のカギを「継続的に新商品を投入することにある。最低でも毎月2品は出す」としており、今後も黒ごまや抹茶、黒糖を使ったドーナツなどの発売を検討している。
続きを読む

 

関連記事: