名字由来netが担当者も予想外の超ヒットwww

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1:2016/05/08(日) 14:46:51.90 ID:
 職場や学校に自分と同じ名字の人がいる、珍しい名前の人と名刺を交換した……など、名字の成り立ちが気になった場面はないだろうか。
そんな疑問を解決できるスマートフォンアプリが、「名字由来net」。
http://myoji-yurai.net/

 気になる日本の名字について推定人口やランキング、由来などをすぐに検索できる無料アプリである。
2012年2月の配信開始から半年足らずでアップストアで総合1位となり、これまでに累計300万ダウンロードを達成する人気ぶりだ。
なぜ名字に注目したのか、運営するリクルーティングスタジオ株式会社(千葉県市川市)にヒットの秘密を聞いた。

 もともと「名字由来net」は、2011年9月に公開したウェブ版が始まりだ。
名字に興味を持つ有志数人で活動していた「ルーツ製作委員会」が、法人向けITシステム開発を行う同社と組んで公開した。
電話帳データや各種政府調査系機関データを基に、独自の手法で名字ごとの世帯数や人口を算出。
日々寄せられるユーザーからの投稿も参考にしている。
同社によると、日本全国で読みの違いを含めて約30万種の名字があり、アプリでは98%以上をカバーしているという。


 担当者によると、ウェブ版の公開後、徐々にアクセス数が増加。
「アプリがないのか」というユーザーの声を受け、12年2月にアプリ版をリリースした。
そして、5カ月ほど経った12年7月のある日、「奇跡のように」アップストアで総合1位を獲得したという。
「本当に偶然です。ダウンロード数が伸び、もしや10位以内には入るかなとは思っていましたが、1位は狙っていませんでしたから」と、担当者自身も驚くしかなかったと振り返る。
「自分のルーツに興味を持つ人が増えているのでしょう。SNSによる口コミで広まった結果だったようです」と声を弾ませた。

 名字由来netは基本的に検索したい名字を打ち込み、検索ボタンを押すだけで正確なデータを表示できる。
「ほぼワンアクションで結果を出せるよう、シンプルさを突き詰めた」という、こだわりの部分だ。
膨大なデータを瞬時に検索できるようにする作業はとにかく地道だったといい、「すっごく大変でした」と苦笑う。
「リリース当初から使いやすかったわけではない。お客様からの要望や情報を基に、徐々に改善してきました」と担当者。
名字データの充実だけでなく、操作性の改善も怠らない姿勢がヒットにつながったのは間違いないだろう。


 同社は名字由来netのほか、妊婦が子供の名づけの時、画数や人気の名前、ランキングを調べられる「無料赤ちゃん名づけ」も運営する。
投稿されるデータなどを基に、命名の参考になる情報を無料で公開・提供している。
こちらも2011年から事例を集めているが、「一般的ではない読み方をする名前も増えてきています」と担当者は語る。
そのうえで、「昔の家系図を調査していると、変わった読み方や漢字を当てた表現は明治、大正などにも見られます。
(珍しい名づけは)日本の文化のひとつだと思います」と話した。
名字でも分家などの際に「鈴木」家から「須々木」、「伊藤」家から「井東」のように故意に表記を変える例は多く見つかるという。
「名字も名前も人と違うものをつけたい、という考えは昔からあった。
良い悪いは別として、最近は(人と違う名前を)つけてもいいという意識の人も増えてきているのでは」と推察した。

 意外なことに、日本の名字の種類は毎年、増え続けているという。
海外出身者が帰化する際に、外国由来の名字をカタカナで登録したり、漢字を組み合わせて新たな名字を作ったりするためだ。
一方で、毎年必ず古い名字も失われている。
唯一名乗っていた人が結婚したり、亡くなったりして家系が途絶えた場合だ。
担当者は、失われたり増えたりする名字を分かりやすくまとめ、将来に確実に残していく点にやりがいを感じるという。
「家系があった証拠を記録することで、100年後に人を助けるサービスだと思っています」と語った。
http://irorio.jp/takumiurushidate/20160508/318794/
2016年05月08日 12時00分
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